2010年5月18日火曜日

RakKhun(ラック・クン:I Love You)

私の50年の人生の中で「I Love You」は異性に対し又は家族に使う言葉と思ってきた。勝手にそう理解していた。
他の国は知らないのであるが、England人は同姓の親友に対しても I Love Youを使う。

Phillip:
 一番最初に私にI Love YouといってくれたEngland人である。
52-53歳で現役のエンジニアである。Bangkokの会社に勤めていて、週末にPattayaへ戻ってくる。エンジニアなのでとても癖のある性格をしている。
日本で言うところの「職人気質の頑固親父」である。私らの年代の親父はみんな頑固親父だったので、私は別に彼の頑固振りを見ても驚かないし、怒る事も無いのであるが、他のFarangやタイ人はそうはいかない。話し始めて30分でたいていの人は怒り始めて喧嘩となる始末である。
よって、彼の事を理解して話を聞いてあげれる人はPattayaでは彼のタイ人の妻と私ぐらいである。とても頭の良い人なので、相談に言って数こと話すだけで理解し助けられることは直ぐに助けてくれる。ただ歳のせいか、酔うと記憶を失うみたいで、乗っていった車をどこかに忘れてきてしまう有様だ。次の朝、彼の妻から電話があり、私はその車を探し、彼の家に届けるのである。
Give And Take成立である。

Kenny:
 私のDanceパートナー(パーティーで2人で倒れるまで踊り続ける)でもある彼は、特殊な技術を持った大工さんである。年齢は45歳くらいである。タイでは仕事はしておらず、年に数回Endlandに帰って仕事をして金を稼いでくる。タイ人の奥さんもいる。
残念なことに、上記Phillipとは犬猿の仲である。
骨を折って動けないときなど、夫婦で車で迎えに来て病院へ連れて行ってくれたり、食事を持ってきてくれたりする、心の温かい職人である。
大工さんだからコンピュータは苦手である。よって彼のコンピュータに問題があると私の出番である。
Give And Take成立である。

Terry:
 彼はEngland在住である、昨年末から今年の3月までここに滞在していて、毎日顔を合わせ話しているうちに大の親友となった。年齢は60近くである。
今はEndlandに帰ってしまったが、しょっちゅうChatやFaceBookで話している。
彼はもともと英国軍人で多くの人に銃弾を打ち込んできてしまったと自分で語ってくれた。そのトラウマが今でも残っていて、花火の音を聞いただけでも大砲の音に聞こえ、やりたくもない戦争に、英国政府の金とOilの為に人殺しをさせられたと悔やんでいる。
きっと一生忘れられないんだろうな。でもとても明るい、前向きな兄貴である。
England人の幼馴染の奥さんが居て、とても素敵な夫婦である。
今は、北部Englandで鶏の養殖をしていて、鶏売れたらEnglandに招待してくれるとのこと。
Not Give But Takeな状態。

Keith:
 彼は今住んでいるアパートの近くにあるBarのオナーである。EnglandでもClubを経営していて、Don't Worry About Moneyなひとである。年齢は53-4歳である。私のビリヤードの目標でもある。
以前彼のタイ人の嫁の従妹と付き合っていたことがあり、それで親しくなった。よって今でも彼の嫁のことは「姉貴」と呼んでいる。
今はその彼女とは別れてしまったが、Keithや彼の嫁とは今でも親しく付き合っていて、事ある毎に世話を焼いてくれる。
ただ最近彼と嫁は週に1回の割合で喧嘩をするが、理由は果てしなく幼稚である。
2人が喧嘩をすると姉貴からCallがあり、「Taro、むしゃくしゃするから今から遊びに行くんでBodyGurdに来て」とのことで、Pattayaの歓楽街を引き摺り廻されるのである。
Give And Take成立である。

なんの駆け引きもなく、なんでも相談でき、別れ際に抱きしめあい「I Love You」と挨拶できるPattayaの親友がこの4人のEngland人とその4人の嫁達である。

I Love You My Lovely Mates And All The Best

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