2010年5月22日土曜日

MarenWaan(マレン・ワーン:蝿)

Charlieの誕生会は後半から趣向が変わってしまった。
England人10人日本人私一人と言う構成の誕生会であった。
やたらに蝿がテーブルにたかってきて、うっとうしくてビールも飲めない状況になってしまったためだ。
お約束どおり、短気なEngland人は怒り出し、全員が新聞紙を丸めてハエ叩きを手にした。
テーブルで羽を休める蝿を手当り次第たたき始めた。次から次へとテーブルの上には蝿の死骸が積もり始めた。
気がつくとみんな夢中で、子供のようにハエ叩きをしている。
そのうち勝手にKennyが司令官となって、皆に作戦の指示をしている。
「Hey Taroお前はJapaneseスナイパーだ、Samがはずして逃げる蝿を叩き落せ。」だそうだ。そのJapaneseスナイパーって一体何なんだ?
またまた気がつくとみんなハエを叩き落した後、数をカウントアップしている。何匹やっつけたか個人個人カウントしているのである。
Samが怒っている「Hey クリス、ここは俺のテリトリーだぞ、ここの蝿は俺に権利がある、ここの蝿に手を出すな!!」、「Ohhhh Taro NoNoNoNo、ここは俺のテーブルだ、まずは俺が仕掛ける、そこから逃げたやつを打ち落とす。それがスナイパーだ。100万%スナイパーに徹してくれなくては困るんだよな~~、しかもJapaneseスナイパーだろ」だそうである。やっぱり解らん。Japaneseスナイパーって何なんだよ? 司令官が怒鳴っている、「こらこら、みんな気を抜いてるわけじゃないだろうな?これは第3次世界大戦も同様なんだぞ!!生きるか死ぬかだ。自分のポジションは守り抜いてくれ!!」ってそんなオーバーなことでも。。。。。。
「おーい、皆、Weaponを置いて一旦休憩だ」と司令官のKenny、「Weaponって何だ?」、「こら、手に持ってる新聞紙に決まってるだろう。大事に扱わないと。唯一自分の命を守ってくれるものだろう」だそうだ。しかし、戦争なのか、これは。
一服終わった頃に司令官のKennyから、「Start Next Turn」の掛け声がかかり、又皆がばしばしばしばしやっっている。俺も休んで入られない。スナイパーである。
もう蝿は来なくなった。と言うか全滅したんだろう。
テーブルの上、テーブルの下は蝿の死骸でごったがいしている。
全員で勝利の雄叫びである。Weaponを高く持ち上げ、「We are Winner,We are Winner,We Did It,We Did It」と踊りながら叫びあってる。
Farangのパワーを垣間見た。
ちなみに平均年齢は58歳くらいである。
あの店にはもう蝿は寄りつかい。

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